よっしー、舞台をツクル。
BOTTO PROJECT

よっしー、舞台をツクル。

没頭プロジェクト「自主制作舞台ワガママユーレイ」を応援!
よっしー君20歳がツクル世界。

演劇

#03 ものづくりの楽しさ。

#03 ものづくりの楽しさ。 サムネイル

橋本 義宏 | HASHIMOTO YOSHIHIRO
2004年7月29日生まれ。EGG所属。 小学六年生〜高校三年生に劇団フルーツバスケット在籍。小学生の頃に不登校の経験があり、その時間よく本を読んでいた。中学生の頃小説執筆に興味を持ち、オリジナル作品、二次創作小説などに挑戦する中で脚本執筆に出会う。お話を作り続けられるよう日々勉強を続ける。 好きなジャンルは死別後に残る希望を描いた感動系、”普通”から逸脱したシュールなコメディ系など。<趣味>妄想 <座右の銘>案ずるより産むが易し
<経歴> 映像作品「さかなやき」脚本と監督。自主制作舞台「革命」「ワガママユーレイ」脚本と演出


デザインを担当したのは、よっしーの友人であるコタくん。デザインの勉強をしている。
デザイン打ち合わせをしたのは、8/6でした。その時には、徐々に全員が積極的に動き出し始めた頃。
打ち合わせでは、色々とアイデアが飛び交う。

タイトルロゴ 原案

本番当日までに、パンフレットとして印刷するためにデザインデータを入稿する。
ウツワツクルスタッフかっしーからのアドバイスもと作業を進めるコタくん。
無事にデザインが完成。
しっかり彼らの今が詰まったデザインになっていると思います。

素敵です。

舞台当日配られたパンフレット

紙媒体のデザインが完成すると、そのデザインを元にSNSでも宣伝を開始。宣伝を担当したのは「沼」のメンバーであり、出演者でもある優空斗(ゆうと)君。優空斗君からアイデアを出して、みんなに確認を取り、みんなの意見を取り入れながら宣伝活動をしていました。
誰かが叩き台になるアイデアを出す。それに対して、みんなが考えて返答して、ブラッシュアップしていく。これらの全ての行程がものづくりの面白い所ですね。
最初は人任せで、受け身だった彼らが、自分ごとになって、どんどんと全員の作品づくりをしていく。

制作チーム沼が運営するInstagramアカウント

写真撮影と当日動画撮影に協力してくれたのが、よっしー君がウツワツクルを通して知り合った北海道科学大学 放送芸術部の優作くん。よっしー君のこれまでの行動力と思いに、多くの人が協力してくれました。
行動していると、やはり人に出会うし、応援してもらえるものです。ウツワツクルを有効活用出来ている例ですね。そして、集客に関しても口を出して行きますウツワツクルスタッフ山崎。

今回は入場料を1,000円に設定しました(高校生以下は500円)。お金をいただくというのはとても気が引けるんですよね。

分かります。

特に、初の挑戦だったりすると尚更です。
積極的にお金ください!とは言いずらいですよね。

分かります。

だけど、やはり、人に見てもらってこその「表現」であり「作品」です。金額の大小に関わらず、作品や観劇という体験に価値を付けるべきなのです。自分達が「没頭」したものは、それを楽しみに観に来る人からすると、とても価値があるのです。1,000円は安過ぎるくらいなのです。

でも、分かる。

山崎も昔は同じく言いづらかったもん。
だから、ここは大人が口酸っぱく言い続けました。みんなは耳が痛かっただろうね。ごめんね。必要悪です。

そして、ここに稽古が進んでいき、自信を深めていくと、自ずとより多くの人に見てもらいたい気持ちになって来て、宣伝を頑張るようになるわけです。この、自信が深まっていく稽古期間が楽しいんだよね〜。もちろん苦しい時間ではあるんだけど。うまく表現出来ない役者や、うまく伝えられない演出家や、疲れも溜まるしね。
でも、この時間がとにかく楽しい時間なのです。

お盆期間とそれぞれのスケジュールの問題で、10日以上稽古できない日々もあったり。その間にはオンライン練習をしてました。(ここも頑張ったのは優空斗君)そして、稽古が再開したのがもう本番まであと5日。

通し稽古をしてみる。

そこには、札幌で舞台等で活躍している劇団フルーツバスケットの先輩が見学に来てくれた。(ちゃんと先輩に来てくださいと声をかけられた所も偉いぞ!よっしー!)現役で舞台で活躍している先輩からのアドバイスはとても的確で、さらに舞台が良くなるアイデアをいただき、そこでまた演出を変更。

徐々に人に見てもらう準備が整ってきた。

つづく。